最近は、Andy Grove: The Life and Times of an Americanを読んでいる。著者がハーバード大学の教授で、少し小難しく書いてあり、ページ数も450ページ以上あるので、なかなか前に読み進むことが出来ないでいる。今やっと250ページ程読み終えた。この本の中でちょっとした仕事を選ぶ上でのヒントを見つけたので書いてみようと思います。
この本13章ではIntel InsideというタイトルでIntelのIntel Insideマーケティングに付いて取り上げています。このキャンペーンは、Dennis Lee Carterにより考案されたマーケティング手法です。
Carterは、Intelに就職する前にHarvard Business Schoolを卒業しています。卒業の際に一人の教授から下記の言葉を送られました。
“When you look for your first job, find a job where nobody knows exactly what you’re supposed to be doing. If they don’t know what you’re supposed to be doing, they won’t know what you’re not supposed to be doing. As a result, you can do anything you want, and you can take risks”
要約すると、自分のやりたい仕事をする為には仕事内容(Job Description)のしっかり決まっていない仕事を選びなさいという事である。Carterは、Andy Groveの技術アシスタント(Technical Assistant)という、送られた言葉通りの仕事をIntel内で得ることができ、その後Intel内で重要な人物となって行きます。Andy Groveの技術アシスタントというポジションは仕事内容が決まっていなかったので、面白い部分もあったとは思いますが、仕事をする上でやりにくかった部分もあったと思います。Caterはこの仕事が気に入り、2年の予定が4年半続けます。
仕事内容が決まっていると、仕事はやりやすいが、他人に決められた仕事をこなすのみで、面白みに欠ける。多くの人がこのように感じていることではないでしょうか?仕事内容が決まっていないと、仕事を自分で見つけなければならないので、大変だと思います。しかし、仕事を自分で見つけ出す事ができ、自分で見つけ出した仕事はきっと面白いはずである。