ディレクトリ(フォルダー)を利用した分類方法と、タグによる分類方法の違いに付いての考察
下記は個人で使う場合に付いて考えています。
大きな違いは次のように思います。ディレクトリーはコンテンツ(リンクなど)が登録される前に存在し、コンテンツを分類する人が意識してコンテンツをディレクトリーに格納しなければならない。タグは、登録されるコンテンツに付随して付けられ、分類者が好きなように好きなだけタグを付ける事が出来る。この違いから、ディレクトリーを用いた分類は比較的整理されていて、分類者に分かり易い、コンテンツを探しやすいシンプルな構造になっている。タグは分類者がコンテンツごとに好き勝手に付けられるので、タグにエラー・ノイズが混じりやすくなってしまう事。
タグによるエラー・ノイズに付いて:
- 例えば、Web2.0というタグを付ける際に、ある時は、”Web2.0″、またある時は、”ウエブ2.0”、またある時は、”ウエブ 2.0″と付けてしまい、この3つは”Web2.0″を示しているのに、ソフトウエアを解した際にまったく違った3つのタグとして認識されてしまう事。タグに一貫性がない。
- その他の例では、タグを付ける際に推敲を惰り、意味のないタグを付けてしまう事
これらのエラー・ノイズがあると、コンテンツを探し憎くなる欠点があるように思います。
ソーシャルネットワーク・ブックマークのように多数の人が多数の情報を分類するケースでは、上記の考察は当てはまらず、エラー・ノイズが無視できる程小さくなり、タグによる分類方法が良い効果を生み出しています。