それでも、未来にどのような思いを抱くかで、今日の生き方が変わってくる。希望を抱くのか、絶望するのか、楽天的なのか、悲観的になるのか。人間の脳というものは不思議なもので、「これからは大いに有望だ」と思うとそのように活動し、「あまり良いことはない」と思うとそんな風に活動する。
フューチャリスト宣言 ページ009「はじめに」より
blinkはまだ読みかけだが、今日この本が日本から届き、ページをめくり始めてしまった。めくり初めて、いきなり1ページ目に上記の文を見つけた。簡単に言い換えれば、「ポジティブ・シンキング(Positive Thinking)」なのであるが、上記の様な言い回しで書いてあると、新しいものを発見したような気分になった。
この本は、梅田望夫・茂木健一郎共著。上記の文章はは茂木健一郎さんによるもの。
茂木さんのはじめにをよんで、子供の頃、鉄腕アトムをTVで見て、未来を夢見ていた事を思い出した。茂木さんが書いているように、構想・予測と現実は中々一致しない。子供の頃は、なんか大きな事を夢描いていたような気がする。年を取るにつれて、夢のサイズが小さくなり、現実的になって来ているようだ。ここは再度、大きな夢・構想を持つ時なのかも?
梅田望夫さんの文章は英語で読むITトレンドから読み始め、彼の本もこれで4冊目を読んでいる。彼の本が自分にとって良い点は、本を読みながら考えさせられる事。イチイチ色々考えるので、日本語の本の割には中々前に進まないのであるが、読んだ充実感もある。彼のIT関連の現実を分析する能力は凄いものがあると感じる。今回の本もおもしろいし、ためになる。
僕にこの本は夢を抱かせる。