モバイル世代?

田口元の「ひとりで作るネットサービス」探訪は僕が好きな記事の一つなのですが、最近の記事を読んで思った事。

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最近、インタビューされている方達みな、20代前半です。自分より一回り若いです。ちなみに自分はPC世代、多分、彼ら・彼女らは、ネット世代を通りこして、モバイル世代。

自分の話:中学生の頃、親にNECのPC68を買ってもらったのだが、Basicのプログラムを数回して飽きてしまい、その後、少しゲームをして、後は誇りをかぶっていた。大学生4年生の時、卒論を書く為にPCを買った。目的は一太郎を使う為。ネットには繋がっていなかった。ちょうどワープロからPCへ時代が変わる頃でした。94年に社会に出て、やっとネットワークに接続できる環境になる、その頃、ネットスケープがアメリカからやってきて、インターネット時代が始まる。インターネットは会社のLANの延長。ウエブサイトは、Lotusノーツサーバー見たいな物くらいの感覚しかなかった。インターネットにアクセスする環境が会社にあったのだが、C言語のポインターや構造体を理解する事に忙しく、その時全くHTMLには興味が沸かなかった。目の前にあるPCを理解するので精一杯。これが自分の20代前半。

インタビューに出てくる彼ら・彼女は、携帯電話から、HTML書いてました。PCからHTMLが書けるなんて知らなかった。初めてネットにアクセスした時から、ブロードバンドでした。そして、20代前半から(学生時代から)、志が高い。彼ら・彼女らにとっては、インターネットは当たり前にある環境である。自分とは全く違う20代前半である。

自分が若い頃(10年以上前)、5年から10年位の先輩達が、若者と競争するのは大変だと嘆いていた。自分もモバイル世代、その次の世代と、その次の次の世代と、IT業界の中で競争していくのは大変だと感じる。ソリューションとしては、自分にしか出来ない何かを持つ事だと思う。もうひとがんばりでは足りなくて、もうふたがんばりくらいしないと。

Creative (クリエイティブ) – Play(遊べ)

Technometria: The Myths of Innovation

今日も車の中でIT Conversationsを聞いた。今日聞いたのはScot Berkunのインタビュー。この人は以前のエントリーで取り上げた:Asshole driven developmentを書いた人、Ignite Bostonでは飲みながらスピーチしていた人。

このインタビューの中で、どうやったらCreative(クリエイティブ)な物(事)を生み出せるのかという議論になった。「今の世の中SandBox(砂場:実験場)は皆持っているだから(この場合はパソコンとインターネットを指していると思う)、後はPlay(遊ぶ:実験)すればいいんだよ。Goal(目標)なんて決める必要はない。ただPlayすればいいんだよ。そうすればクリエイティブな物が生み出されるよ。」って言ってた。

全くその通りだよね。やる前から諦めちゃってちゃ、何も始まらないよね。忙しいからって何もしなかったら、何も生まれないよね。童心に返って、砂場でお城作ったり、川作ったりしたあの時に戻って、何か実験してみよう。

話題のiPhoneを触って来ました。

二日遅れではありますが、近所のApple StoreでiPhoneのデモ機を触って来ました。

お店は思った程混んでいなかったですし、デモ機も何十台と置いてあったので待たずに色々試してみる事が出来ました。周りでいじくっている人のほとんどは、”Coolだけど値段高いし”みたいな会話をしていた。多分、実際に購入する人よりも、自分みたいにとりあえず見てみたいって人が多そうだった。自分も、T-Mobileとの2年の契約が残っているし、色々な理由で、買わないのである。

触ってみての感想:1)デザインがきれい、2)タッチスクリーンの操作感がすばらしい、3)ブラウザーがウエブページをきれいに表示できる、4)電話機能とウエブ機能がスムーズに連動している、などです。機能的な問題点は全くなさそう。

1)デザインがきれい: 他の、スマート・フォンより格段におしゃれである。

2)タッチスクリーンの操作感がすばらしい: 仕事で、組み込み向けアプリケーションを開発していてい感じるのが、タッチ・スクリーンの感度・操作感がいまいちだと全てを台無しにしてしまう可能性があると言う事。iPhoneのタッチスクリーンの操作感は抜群であった。

3)サファリ・ブラウザーがウエブページをきれいに表示できる:5,6年前にPalmVIIとWAP Phone向けにモバイル・ネット・アプリケーションを開発していたのだが、その頃のモバイル・ネット・ブラウジング機能と比べると、iPhoneでのネット体験は、まるで別世界のアプリケーションを体験しているかのようである。

4)電話機能とウエブ機能がスムーズに連動している: Google Mapから地元のレストランを試しに検索してみた。PC上でのGoogle Mapと同じ様な操作感を得られるのであるが、知らない内にそのお店に電話していた。多分、留守電に繋がったのだと思うが。

個人的に気に入っている機能は、縦表示(Portrait)で使っていたiPhoneを横表示(LandScape)にすると、画面が90度回転して、画面を正しく表示し直す機能です。Coolだなー。

値段が安くなって、他のキャリアもサポートするようになったら自分も買うかも。