Phil Libin (Evernote CEO)のお話

一昨日、7月15日(金)のお話。今の上司が、スタンフォード大学で夏の間、週に一度教えていて、今週はEvernote(日本でかなり人気?)のCEOとNetflixのArchitectが、ゲストでトークしに来るから聞きに来ればと誘ってくれたので、金曜日の午後スタンフォードに行って来ました。EvernoteのCEOである、Philの話が興味深かったので、忘れないように、ここに書いておこうと思います。

いきなりPhilが話しだした事は、「起業家は大変だからやめとけ、殆ど成功しないし。自分はたまたま3つ目の会社(Evernote)が当たっただけ。」と言い始めたのです。技術系のクラスなのに、起業の話だし、「やめとけ」ってなによ?この後どう話が展開するのか興味が湧く。

次のスライで、Philは「起業したいだったら、世界を変えたいやつだけ起業しろ」と、「世界を変える」は言い換えると「Save Humanity(人間性を守る)」と言う事だと言っていました。

現在の環境は下記の5つの点で昔とは違うから、起業するには好条件がそろっている。

  • App Store (アップルのAppストアーなど、ディストリビューションの環境?)
  • Cloud Services (AmazonのEC2などの環境)
  • Open Source Infrastructure (MySQLなどのオープンソース)
  • Social Media (Twitterなどのメディア)
  • Freemium Economics (フリー経済)

これは、「Geek Meritocracy!」だと、日本語に直訳すると「ギーク能力主義社会」。勝手に意訳すると、「ギークが活躍できる社会」だと。

ビジネスの観点でも世の中は進化している:

  • 産業時代は、価値は時間と共に減って行く。
  • 情報時代は、価値は時間に関係なく変わらない。
  • クラウド時代は、価値は時間と共に上昇する。

上記の事をEvernoteのデータを使用し、説明してくれました。

  • Evernoteのベータ版を立ち上げた最初の1ヶ月に加入したユーザーは、最初の2ヶ月間でかなり減り、50%のユーザーが残ったそうです。しかし、そこで残った50%のユーザーは過去3年間使い続けているそうです。(フラット)価値が時間と共に変わらない話にリンクしているのだと思う。
  • 3年前に、Premium(有料)サービスを始めたが最初は、上記の最初の1ヶ月に加入したユーザーの内、1%がフリー版から有料版に以降してくれた。最初の1ヶ月に加入してくれた方からの売上は月$700(月6万円位)。しかし、過去3年間で、有料版に切り替えてくれた人が増え、最初の一ヶ月に加入したユーザーの23%が今では有料版を利用してくれている。その方々からの売上が月$10,000(月80万円)になったそうです。価値が時間と共に上昇する話にリンク。

毎月新規のユーザーが過去3年間加入してくれていて、最初の2ヶ月を経つと常連ユーザーとなり、その内の多くのユーザーが無料版から、有料版に切り替えてくれつづけていると。これが「Freemium Economics」だと。

その他には、Evernoteは自前でホスティングしているそうです。その方がEvernoteにとってはコストパフォーマンスが良いので。ウエブバージョンより、ネイティブアプリに力を入れているそうです。

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